human wears human / bloom wears bloom

November 10 - December 28, 2018

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Kawauchi Rikako
Kawauchi Rikako 2018

 

川内理香子 展

human wears human / bloom wears bloom

2018年11月10日-12月28日

休廊: 日曜・月曜・祝日
協力: WAITINGROOM

11月10日(土)
14:00- アーティストトーク
川内理香子 × 芦川朋子(WAITINGROOM オーナー、ディレクター)
(サイン入りB6カード付きお席確約予約。500円。定員50名)
ご予約ご希望の方は、こちらよりお申込み下さい。
当日のご参加も可能ですが、立ち見や入場して頂けない可能性もございます。
16:00-18:00 オープンニングパーティー

展覧会概要

この度、鎌倉画廊では初出展となります川内理香子の新作個展を開催致します。制作の動機に「身体」という原点を持つ川内は、最も生々しく身体を感じる行為である「食」を起点に、肉体的・心理的な人間同士のコミュニケーションや関係性、 また思考と身体のような主従のバランスが曖昧な相互関係に関心を置き 、制作を続けています。自身の身体を、「自分のようでいて他者のように感じる」と言い、思考が支配しているようで、実は空腹や欲求などを主張する肉体に、自己をコントロールされているような意識を持つ作家は、幼いころから食への行為に敏感であったため、その行為に代えるようにさまざまな食べ物を描いてきました。シンプルな線と淡色で描かれたそれは食欲をそそるというより、対象を解剖図的にスケッチしたような生々しい印象を与え、時に人体の一部と融合し、その境界は変容します。また、肉体や精神がさらけ出される状況や心理的な揺らぎを顔の皮が剥がれおちるイメージで表すといった、内面的な容貌が大胆に外側へ具体化される独特な表現も目を引いてきました。作品は、生々しくも、余白の中に浮かぶ線描やフォルムから醸し出される無垢で大胆な潔さと相まって、不思議な軽やかさを失いません。

今展では、タイトル「human wears human / bloom wears bloom」やステートメ ント(下記 )にも込められているように、人間や動植物がまとう特徴を剥いだその向こうにある根源的なかたちが模索されます。人間や動物の手と植物の葉のかたちや、内臓と果実や花といった、別なものなのにどこか似ているものたち。それら具体性の中に見え隠れする共通の抽象性を探る行為は、かたちという観点のみならず、表層の奥にある人間の内面性を探ることとも重ね合わされることでしょう。

ドローイングを中心に、キャンバスに針金を留めつけ人体のフォルムや文字をかたどった半立体作品、油彩 、樹脂による彫刻など合わせて約40点を一堂に展示致します。

誰もが持つ身体やさまざまな形態から要素を取り出しては異なるものに溶け込ませ、共通する起源へと遡る物語に昇華させていく――。ますます注目の高まる新進気鋭の作家の新作群をぜひご高覧下さい。

 

ステートメント

人間、動物、植物、食べ物、あらゆる事物の細かなデテイルを剥いで目を細めると、
“共通の形”が見えてくる。ことがある。

アニミズム的思考では、人間や動物を差別化している身体的特徴を洋服や衣のように捉え、
それを“脱衣する”と皆同じ魂になるという。

事物が纏う固有性が削ぎ落とされた、裸の姿はどのようなものだろう。
ヴェールの奥に見え隠れする、あらゆる垣根を越える、根源的な感覚や形、存在に、
わたしは触れることができるのか。

2018年9月 川内理香子

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