April 23 – June 11, 2022

We are closed on Sunday, Monday and National Holidays (4/29, 5/3–5)

 

Koeda Shigeaki
Common Water Hyacinth, 2021

 

The works are filled with a mysterious sensation as if the flowers are staring at you. The project titled “Flower, between the eyes” which is the centerpiece of this exhibition, has been ongoing since 2003, when the artist was inspired by Ito Jakuchu’s “Hanamaru-zu” and has now completed one hundred eight works.

Koeda Shigeaki (1953-) has been creating works combining painting and photography since the 1980s, along with paintings and prints. In the works in this exhibition, each of which is named after the flower it depicts, the artist arranges an actual flower on the other side of a transparent glass plate and looks at it through the glass plate to create a painting. The flowers, created with delicate lighting and unique photographic techniques, seem to speak to us quietly, with a mysterious depth and tactile sensation.

In addition to the nine works from his latest series, “Time of the Heart” the exhibition will feature approximately thirty works, both large and small, that give the viewer a sense of the entire project. The exhibition will feature about as this is a grand project spanning approximately twenty years, one way to enjoy the exhibition is to feel the changes that occur over time.

The latest series is produced with Sabia Inc. high-resolution scanner. The evolution of optical equipment supports and expands the range of expression of twigs.

小枝繁昭

月をうつす花

2022年4月23日–6月11日

休廊: 日曜・月曜・祝日(4/29, 5/3–5)

 

作家ステートメント

20年前、最初に描いたのはアイリスだった。ファイダー中のアイリスは“ふぁー”と春風のように心地よく花弁を広げていた。
最初のシリーズを“風の時”と名付けた。以来、その時々の感覚をシリーズに名付けてきた。天、光、地、韻、叙、、、、、、そして“心の時”。
その間、花たちは入れ替わり立ち替わり、私の心をワクワクさせてくれた。作品となったのは108華だがその背後には夥しい数の花たちがいる。
一瞬にして優しく迎え入れてくれる花もあれば、何度も何度も跳ね返され今でも想いが通わない花もある。その要因は私にはわからない。
私の想いが強いから上手くいくものでもなく、弱いからと言って上手くいかないとはかぎらない。
我が家の庭には一本の大きな桜の木がある。この染井吉野がなかなか手強い。毎年の様に時間を共にするが片想いは20年に及ぶ。
桜守の佐野藤右衛門さんが「染井吉野はいけませんなー。色気がありません。」と言っていた。相手の色気の問題??なるほどそうかも知れない。そう言われればそんな気がする。
一方では西行が詠んだ辞世の句が妙に引っかかっている。やっぱり最後は桜ですか、、、、。

などと何十年もこんな呑気なことを繰り返している。とても幸せなことだ。

小枝繁昭

 

展覧会概要

花に見つめられているような、不思議な感覚に包まれる作品群。今展で展示の中心となる「花-眼差しのあいだ」と題されたプロジェクトは、2003年より継続されてきたものであり、作家が伊藤若冲の「花丸図」(金刀比羅宮奥書院上段の間に施した障壁画)に触発され開始、この度108華作品が完成しました。

小枝繁昭(1953–)は、絵画や版画作品などと共に1980年代よりペインティングと写真を融合させた作品を制作し続けています。一つ一つに対象となった花の名前がついた今展の作品は、透明なガラス板の向う側に実物の花を生け、そのガラス板越しに花と見つめ合うことでペインティングが進められます。繊細なライティングと独自の撮影技法を用いて生み出された花の作品は、不思議な奥行きと触感をともなって静かに私たちへ語りかけてくるようです。

今展では、最新シリーズ “心の時” 9点に加え、大小さまざまな作品も交えつつプロジェクト全体が感じられる約30点ほどの展示となります。およそ20年の時を重ねた壮大なプロジェクトゆえに、時間の経過とともに生じる作品の変化を感じてみるのも1つの楽しみ方かも知れません。

春の鎌倉山に咲く新作個展を是非ご高覧ください

 

最新シリーズは、株式会社サビアの高解像度スキャナーで制作されています。光学機器の進化が小枝の表現を支え、その幅を広げています。

SABIA

 

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