Botanic after Anna Atkins

Solo Exhibition

November 7th - December 20th, 2015

We are closed on Monday, Tuesday and National holidays (11/23)
Opening Party(with artist): November 7th, 16:00-18:00

Sugiura Kunié was born in Nagoya, Japan. Following graduation from The Art Institute of Chicago in 1967, she moved to New York, where she is still based. She has been working with photographs, especially after the 1980's, producing photograms - a technique that puts subjects directly onto sensitized paper and exposes them to light - using plants, animals, and human beings, including famous artists and scientists. Her works show the static beauty or energetic dynamism of lives.

Kamakura Gallery has held exhibitions of Sugiura's works five times since 1993. This 6th exhibition, titled “Botanic after Anna Atkins” is a reference to Anna Atkins (1799-1871) a British botanist who made many photograms of plants or seaweed. Sugiura first encountered Atkins's photograms while working on a series of plant photograms entitled “Botanicas series,” “Cut Flowers series,” “Stacks series” and so on. She was inspired by Atkins’s works with their various kinds of plants and graceful and beautiful impressions. In 1991 Sugiura began making a new series named “Pressed Specimens,” putting a small glass plate on small plants (or without glass) and exposing them to light. More than a decade later, in 2004, she developed new works from “Pressed Specimens” by tracing plant shapes through the use of latex on black painted canvas, painting the whole surface white or blue. When the latex was removed, the black shape of the plants appeared. Describing this, Sugiura said that “It’s different from a simple sketch or painting of plants? it's like a way of communing with plants.”

In this exhibition, three photograms from the “Pressed Specimens” series and 14 oil or acrylic painted works derived from the series will be on display, providing an opportunity to encounter her experimental approach and works.

Sugiura Kunié Wondering Jews with contour 2006

“Wondering Jews with contour” 2006 acrylic, oil on canvas, 35.6 x 28 cm

杉浦邦恵 展

Botanic after Anna Atkins

2015年11月7日-12月20日

休廊: 月曜・火曜・祝日 (11/23)
オープニングパーティー(作家が来日します) 11月7日(土) 16:00-18:00

展覧会概要

杉浦邦恵は1960年代にシカゴ美術学校で学んだのち、写真作品を中心にニューヨークで活動を続け、80年代からは被写体を直接印画紙に感光させて影やかたちを写し取るフォトグラムの手法で多くの作品を制作してきました。動植物から美術家や科学者を含む人間まで移ろいゆく生命体の瞬間の静的な美しさや動的な激しさを捉えながら、時に抽象絵画のようにも感じられる作風のものや鮮烈なカラー写真までその表現は多岐に渡り、国内外の美術館・画廊で継続的に発表されています。鎌倉画廊で6回目となる今回の個展では、イギリスの植物学者であり、植物のフォトグラムでも知られるアンナ・アトキンスにちなんで「Botanic after Anna Atkins」と題し、植物を用いた90年代初頭のフォトグラムと、それらを元に10数年を経て独自の手法でキャンバスに描かれた作品群を展示致します。

杉浦がフォトグラムに取り組み始めた頃のある日、スタジオに友人が花を持ってきた時から作家は植物や花の持つ神秘的な魅力に取り付かれました。「気にしていなかった花を題材にして作ったとき、その輪郭が新鮮で、生き生きしていると思った。自然界の要素、生物であり、両性を備えた性器でもあり、その交接は鳥や蜂に頼るという自然界の深い神秘を持っていることも。」と回想し、その後、ボタニカスシリーズ、カットフラワーズ、スタックスシリーズと植物のフォトグラムを作り続ける中で、作家はアンナ・アトキンスのフォトグラムと出会いました。「その種類の多さと、飾り気のない優雅さで忘れられない印象を残す」アトキンスの仕事に大きなインスピレーションを受けた杉浦は、1991年に小さな植物をそのまま、またはガラス板で押さえて感光させた 「Pressed Specimens」 というフォトグラムのシリーズを制作しました。そして、「2004年になって、黒く塗ったキャンバスに、それらの(植物の)輪郭をラテックス(ゴム)でかたどり、乾いた時に周りを白等で塗ってゴムを引き離すと、下に黒いかたちがあらわれた。植物を写生したのとは違う、植物に親しもうというような、かたちを得るプロセスとでもいおうか----」というキャンバス作品が生み出されました。

今展では、「Pressed Specimens」からフォトグラム3点を、そしてそのシリーズから派生したキャンバス作品14点を出展致します。作家を捉えて離さない植物の、時にシンプルに、時に複雑に感じられる優美なかたち、独自の手法で取り組んだ実験的で生命感あふれる作品を是非ご高覧下さい。

* Anna Atkins (アンナ・アトキンス 1799-1871)はイギリスの植物学者で、植物や海藻などをフォトグラムを用いて記録した写真家としても知られる。写真技術の先駆者の一人ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットに学び、フォトジェニック・ドローイング等で数多くの植物写真を残した。

杉浦 邦恵 (すぎうら くにえ)

名古屋市生まれ。1967年 School of The Art Institute of Chicago 卒業。その後ニューヨークへ移り、現在ニューヨーク在住。1969年 ポートガロ・ギャラリー(ニューヨーク)で初個展。1979年よりツァイト・フォト・サロン(東京)で個展を開催しその後同画廊で継続的に発表。1998年愛知県美術館にて個展「杉浦邦恵展―惹きつけるもの」開催。その他、ムラヌシ・レダーマン・プロダクションズ(ニューヨーク)、イル・テンポ(東京)、アキラ・イケダ・ギャラリー(ニューヨーク)、レスリー・トンコノウ・アートワークス+プロジェクト(ニューヨーク)、ジュディ・アン・ゴールドマン・ギャラリー(ボストン)等で個展。鎌倉画廊ではこれまで1993年、95年、97年、01年、07年に個展を開催。グループ展では、東京都写真美術館、埼玉県立近代美術館、板橋区立美術館、川崎市市民ミュージアム、東京藝術大学大学美術館、ホイットニー美術館、ニューヨーク近代美術館、ベルリン現代美術センター、デンヴァー美術館等で出展。パブリックコレクションとして、東京国立近代美術館、栃木県立美術館、北九州市立美術館、埼玉県立近代美術館、東京都写真美術館、愛知県美術館、ニューヨーク近代美術館、デンヴァー美術館、ボストン美術館等に収蔵されている。

Top »