ricordo di campanile

Solo Exhibition

April 17 - June 5, 2010

Baba Kentaro was born in 1968, in Nagasaki. Up to now, his works were exhibited at “Showa Shell Sekiyu Contemporary Art Prize”(1996, 1997, 2000), “The Vision of Contemporary Art(VOCA) ”(2000) and etc. In 2008, he attended the group exhibition titled “Painting in Spring” in Kamakura Gallery.

His works are composed of many layers recoating by opposite colors. He stayed in Milano for one year from 2005 and he found the method of drawing by oil with wax on the canvas covered with a layers of a glue. Recently he was interested in “the obscurity of memories” and he tried to depict “the gap between the scene in one’s memory and the real one” in his new paintings. You can meet 11 new paintings at the exhibition.

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馬場健太郎 「鐘楼の追憶」

2010年4月17日 - 6月5日

馬場健太郎は1968年生まれ、90年代初めより数々の個展・グループ展で継続的に作品を発表し、昭和シェル現代美術賞展(1996, 1997, 2000年)やVOCA展(2000年)など若手現代美術作家の登竜門的美術展にも出展してきました。鎌倉画廊での発表は一昨年のグループ展に続き2回目となります。深みのある赤や緑、青色などの画面に光や風が舞い込んだかのような柔らかな物質感、そして独特の奥行きと光沢を湛える馬場の作品は対極的な色の絵の具の層を塗り重ねていくことで形成されます。2005年より1年間滞在したイタリア・ミラノでは支持体の研究に着目し、膠の層を施したエマルジョン・キャンバスを支持体に、蜜蝋を混ぜた油彩で描き出すという現在の手法に至りました。

絵画における「物質の視覚的な抵抗感」を重視し、「目の前で起こる色相のぶつかりを画面の中に隠蔽する絵の具という物質同士の衝突と調和の連続」を直に感じながら徐々に画面の表層へと辿り着く「今」を「過去の堆積による現代の時間」ととらえる作家の絵画には、その下に刻まれた時の流れや衝突・調和などの痕跡が確かに内在しますが、それを推測させようという押し付けがましさはなく、ただただそこに「在った」という極自然的なスタンスで描ききられています。

新作では、過去に見た風景に対する思い込みや勘違いなど「記憶の曖昧さ」がエッセンスとなり画面に現れる点に探究心を向け、自身にとって「記憶」を象徴する色・青を主体に「記憶の風景と現実の風景の心地よいズレ」を描き出したいという作家。かつて過ごしたイタリアの街々でその歴史や人々を見つめてきた鐘楼(鐘つき台)が持つであろう深い記憶に思いを重ね、「鐘楼の追憶」と題した今展では、幅約3メートルの大作を含む新作約10点を展示いたします。色・時間・記憶の層、そのすべての連なりが画面上で結実する新作群をぜひご高覧下さい。

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