2006年 吉川民仁 「風の吹くところ」
風の動きは物事の関係や流動性を良く示している。 その自由な動き方、流動性自体を制作のまさに原動力としたいと考えている。 しかし、風自体を描きたい訳ではない。 風に向かい歩みを進める時もあれば風任せにふらふらと徘徊することもあるでしょう。 まさに絵の制作もこれに同じである。 風は空気の層が色々な関係により生まれ流れ出てきて、物事との関わり合いを持ちながら 変化をして吹き抜けて行く。 絵も色や形が自由に交わり、その関係が結果となる。 このあたりが風をテーマにしたい訳です。
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