【幻触 展 概要】

1960年代後半姿を現し、美術界に問題を突きつけ、突然消えた謎の集団「幻触」の
展覧会を「モノ派」との関連を考えながら、開催致します。

美術評論家・石子順三を中心に、トリッキーなアートにより視覚の問い直しを行った
流動的な作家のグループ中の、5作品をご覧頂きます。1960年代の過去の作品から、
飯田昭二は見る角度によって光景の変わる鳥籠、小池一誠は石を使った作品、
鈴木慶則は、キリコ、マグリットの絵を用いたトロンプルイユ、丹羽勝次は立体に
見える平面の箱、前田守一は遠近法の「ものさし」などを中心に合計20点ほど出品予定。
「幻触」に関するポスター、資料なども展示致します。1960年代後半という、錯綜としながらも
現代へ至る過渡期として見過ごせない時期に美術への情熱をきらめかせた作家たち?
どうかその問いかけをご再考下さい。

 

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